重度の下痢を伴う急性疾患で、高齢者や体力が落ちている人の場合は死に至る事もあります。
主な症状
- 突然下痢が始まり、発熱はなく、嘔吐、脱水から虚脱状態に陥り、筋肉のけいれんを起こす事もあります。
- 最近では米の磨ぎ汁のような下痢は少なく、軽い下痢が大部分です。
感染経路
- コレラ患者の吐瀉物や便で汚染された飲料水や飲食物を口にしたり、海産物を生で食べた場合の感染が多く、稀に患者又は病原体保有者との直接接触による感染も見られます。よって、下痢患者の看護を行う者は飲食の調理を避ける事が重要です。
潜伏期間
- 潜伏期間 : 6時間 ~ 5日(通常24時間以内に発症)
予防方法
- こまめな手洗いが最も重要です。
- 給水施設を衛生的に管理しましょう。
- 患者発生時は隔離治療を行い、消毒を実施しましょう
- 海水よりコレラ菌が検出された場合、海産物を生で食べる事は避けましょう。
- ※ 衛生管理の4大ポイントは?
- - 水は沸かして飲みましょう。
- - 手はしっかりと洗いましょう。
- - 調理器具は常に清潔に保ちましょう。
- - 食べ物を長期間保存しないようにしましょう。